みなさん、こんにちは EMBAUMER です
 
9月も下旬に差しかかり、猛暑だった初秋から少しずつ暑さも和らぎ始めました。秋はスポーツや行楽で身体を動かす機会が増えます。そんな機会に着用して楽なのがストレッチ衣料です。そこで今回は、ストレッチ衣料についての豆知識です。  
 

《ストレッチ衣料とは》

ストレッチ衣料とは、伸縮性に優れた素材を使った衣料のことです。身体の動きに合わせて生地が伸び縮みするため、動き易く着心地が良く着崩れしないのが特徴です。スポーツウエアーやダンスウェア(レオタード)、インナーやデニムなど様々な衣料にストレッチ機能が付与されています。
 
  

《ストレッチ衣料の主な素材》

ストレッチ衣料を伸縮させる主な素材はポリウレタンです。ゴムのような伸縮性を持ち、他の繊維と混紡して使われます。綿をはじめ、ポリエステル・アクリル・ナイロンなど異素材との相性が良いので、様々な素材と混紡されています。


《ストレッチ衣料の弱点》

 
【経年劣化】
ストレッチ衣料の素材であるポリウレタンは、時間の経過とともに分子構造が変化し柔軟性や耐久性が低下します。特に頻繁に使用する衣料では摩耗が進みやすくなります。劣化を防ぐには、直射日光や高温多湿を避け適切な保管環境を整えることが大切です。ポリウレタンの寿命は、おおよそ3年前後と言われています。
 
【紫外線】
紫外線もポリウレタンを劣化させる大きな要因の一つです。直射日光に長時間さらされると、素材がひび割れを起こすことがあります。日頃から日光を避けた収納に心掛けて、洗濯後は陰干しで乾燥させましょう。湿気と温度の急変もポリウレタンの劣化を進めます。通気性の良い環境で保管し、除湿剤や換気を活用して安定した状態で保管することが大切です。
    
【汗や皮脂】
汗や皮脂が染み込むことでポリウレタンの劣化が進みやすくなります。運動時に使用したまま放置した衣類は皮脂や汗が蓄積し、素材の伸縮性や弾力性が失われやすいので注意が必要です。着用後はすぐに洗濯をして、しっかり乾燥させることで劣化を抑えることができます。
 

《ストレッチ衣料の洗濯方法》

(1) 洗濯表示を確認する
衣料のタグに記載された洗濯表示に従って洗濯しましょう。特に「手洗い」や「弱水流」などの表示がある場合は必ず守りましょう。乾燥方法やアイロンにも注意して表示に従ってください。
 

(2) 洗濯ネットを使用する

ストレッチ素材は摩擦に弱いため、洗濯ネットに入れて洗うことで他の衣類との絡まりや摩擦による傷みを防げます。
  
(3) 中性洗剤を使用する
ストレッチ素材は、アルカリに 弱いため必ず中性洗剤を使用して洗濯しましょう。
  
(4) 漂白剤は使用しない
ストレッチ素材は、アルカリ・酸・塩素に弱いため、すべての漂白剤の使用は控えましょう。
  
(5) 弱水流・低温で洗う
洗濯機を使う場合は、洗濯ネットを使用し「ドライコース」や「手洗いコース」などの弱水流のソフト洗いのコースを選び低温で洗いましょう。ご自分で洗濯方法を設定される場合は、洗い時間は10分以内、すすぎは2回以上とし、初回のすすぎのみ「注水すすぎ」に設定されることをお勧めします。
  
(6) 乾燥機は避け、陰干しする
 高温の乾燥はストレッチ素材の劣化を早めます。乾燥機は使用せず直射日光を避け、風通しの良い場所での陰干しで乾燥させるのがベストです。
 

《ストレッチ衣料に最適な洗剤・柔軟剤》

 
中性液体洗剤 『LESSIVE』

高洗浄界面活性剤ピュアミールを主成分に高機能ブリリアント酵素を配合し中性でありながら繊維の奥まで優しく浸透し、ストレッチ衣料に影響を与える皮脂汚れを綺麗に洗い上げます。洗濯時間がフルール・ドゥ・ジャスミンの香りに包まれます。
 
柔軟剤  『Assouplissant』
マジカルCの働きで、吸水性を保ちながらもストレッチ衣料をふんわり柔らかに仕上げます。プロヴァンスからインスパイアされた上質な4種類の香りから、あなた好みの香りをお選びください。 
洗剤&柔軟剤
 

《ストレッチ衣料の日々のケア》

ポリウレタンを混紡したストレッチ衣料を長持ちさせるためには、日々のケアが重要です。着用後は洗濯をして、湿気を避けて風通しの良い場所で保管しましょう。
   
アンボメーでは、みなさまから洗剤や柔軟剤、洗濯の方法など「洗濯に関するご質問」をお受け致しております。 ご質問・お問い合わせはこちらまで。
  
  

<作成・編集>
アンボメー株式会社
クリーニング師
繊維製品品質管理士(TES)
芝田 豊治
        

<記事監修>
アンボメー株式会社
代表取締役 CEO
 片岡 友美