みなさん、こんにちは EMBAUMER です。
夏シーズンは、外干しすると洗濯物が良く乾きますが、衣類も強い陽射によって日焼けし色褪せや白化を起こします。夏場は2~3時間程で乾くので、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。夏場に出番が多いタオル類、日本石鹸洗剤工業会・洗たく科学専門委員会の「洗濯実態調査報告書」によると、洗濯に関する不満度でタオルの「黒ずみ」に72% の人が不満を感じているようです。タオルは、なぜ「黒ずむ」のか? 今回は、タオルが黒ずむ原因と解消方法に付いての豆知識です。
《タオルの構造と性質を知りましょう》

タオルの素材は、吸水性に優れた綿素材が大半を占め、構造図のようにたくさんのループ状の糸(パイル)によって形成されています。拭き取った水分をパイル内に取り込む事によって吸水します。タオルの吸水性、肌触り感の柔らかさやボリューム感は、パイルの長さと太さと密度によって大きく左右されます。タオルにとって重要な役目のパイルには、使用時に水分と一緒に汚れ成分もパイル内に取り込まれパイルの根元や内部に蓄積します。タオル洗濯のポイントは、洗浄力に優れた洗剤を使用し十分にすすぐことです。
《タオルが黒ずむ4つの原因》

【1】汚れ成分の残留によるもの
タオルはお肌に直接触れるため、皮脂や垢や汗、化粧品やスキンケア剤などの油脂成分がパイル内部に浸透します。これらの成分がパイル内に残留すると、汚れ成分として蓄積され黒ずみの原因となります。
【2】洗濯不足によるもの
タオルのパイル内に浸透した汚れ成分を落とすには、適切な洗濯を行なうことが大切です。洗浄力がある洗剤を使用し洗濯物を詰込み過ぎず、洗濯量に合った水量で10分以上洗濯後、すすぎは多い目の水量で2回以上行ないましょう。また、お風呂の残り水の使用も避けましょう。洗濯不足は黒ずみの大きな原因となります。
【3】黒カビによるもの
黒カビは、湿った環境でタオルの中に潜む汚れ成分を栄養源にして繁殖します。黒カビが発生すると、表面だけでなく繊維の奥深くまで入り込み、洗濯だけでは落ちなくなります。使用後の濡れたままのタオルを洗濯槽の中などに放置、湿度の高い状況下でタオルを乾燥、不完全な乾燥のままでタオルを収納したりすると黒カビが発生する原因となります。また、汚れた洗濯槽からのカビ菌の転移によって発生するケースもあります。
【4】移染によるもの
色の濃い衣類や染色の弱い衣類は、染料や染色条件によって洗濯時に染料が剥がれる場合があります。(特にデニム衣料に多い)このような衣類とタオルを一緒に洗濯すると、洗濯中に剥がれた染料がタオルのパイルの内部に定着します。移染した白タオルは黒ずんだように見えます。
《黒ずみを防ぐ方法》
・活性酸素を発生する粉末洗剤を使用する
タオルだけを洗濯する場合は、活性酸素を発生する粉末洗剤を使用することで活性酸素が汚れ成分を繊維から引き離し、洗浄成分が繊維の奥深くまで浸透しタオルのパイル内部まできれいに洗い上げます。洗い後のすすぎは2回以上行なってください。
アンボメーでは、活性酸素で強力に洗い上げる粉末洗剤『Lessive en poudre』を推奨します。
・洗浄力の高い洗剤を使用する
タオルだけの分別が難しく他の衣料と一緒に洗濯される場合は、洗浄力と浸透力に優れた洗剤を選びましょう。洗剤選びのポイントは ①洗浄成分のみで構成されいる ②酵素成分が配合されている ③主成分の界面活性剤量が多く配合されているなどです。
アンボメーでは、中性でありながらブリリアント酵素できれいに洗い上げる液体洗剤『LESSIVEを推奨します。
・リセット洗濯をする
月1回ぐらい、お湯洗い(40〜50℃)や酸素系漂白剤を併用して洗濯すると、蓄積汚れがパイルに固着する前に取り除かれ黒ずみを防ぐ効果があります。
・十分に濯いで長い目の脱水
タオルのように吸水量が多い洗濯物は、多い目の水量で2回以上すすぎ、3分以上の脱水をして含水量を減らしてから乾燥させましょう。含水量を減らすことで乾燥時間が短くなり黒カビの発生を抑制する効果があります。(柔軟剤を使用する場合は、3回目以降のすすぎで使用してください)
・きれいな洗濯水で洗濯する
お風呂の残り水の使用や汚れた洗濯槽での洗濯は、洗濯水を汚し洗剤の洗浄力を弱めます。お風呂の残り水の使用は控え、洗濯槽は定期的に洗ってカビ菌やヘドロによる黒ずみを防ぎましょう。
《黒ずんだタオルの解消方法》
・粉末洗剤と漂白剤の活用による黒ずみの除去
50℃のお湯10ℓに粉末洗剤と粉末(顆粒)タイプの酸素系漂白剤をメーカー指定使用量(少し多い目でもOK)を溶かした洗濯液を作り、黒ずんだバスタオル(一般サイズ)3枚程度を目安に約1時間ほど漬け込んでください。漬け込み終了後、そのまま洗濯液ごと洗濯機に移して通常通り洗濯して下さい。(すすぎは2回以上)
活性酸素で強力に洗い上げる粉末洗剤『Lessive en poudre』を使用すると、酸素系漂白剤とのW効果で白くなります。
今回は、白タオルが黒ずむ原因と予防策、黒ずみの解消方法についてご説明させて頂きました。汚れが蓄積して黒ずんだタオルは、硬くなって吸水性もボリュームも無くなり使い心地が良くありません。タオルが一日でも長く気持ちよく使えるように、日頃のお洗濯にお役立てください。
<作成・編集>
アンボメー株式会社
クリーニング師
繊維製品品質管理士(TES)
芝田 豊治
<記事監修>
アンボメー株式会社
代表取締役 CEO
片岡 友美




